幸せをはこぶ天使のパン

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古都・鎌倉の山の上。静かな住宅街に1軒のパン屋がある。夫婦二人三脚で営むパン屋には、ショーケースも看板もない。あるのは、小さな家庭用オーブンで焼き上げる、シンプルなパン。だが全国からのオーダーは後を絶たず、順番待ちは3年にもなる。

ある者は愛する家族のため、ある者は病と闘いながら、パンがやって来る日を、じっと心待ちにしている。人々に幸せと生きる勇気を届けるそのパンは、いつしか“天使のパン”と呼ばれるようになった―。

多以良泉己さん/1975(昭和50)年3月生まれ。元競輪選手。北鎌倉 天使のパン・ケーキ「Gateau d'ange (ガトーダンジュ)」のパン職人。

競輪選手で最上級の「S級」を目前にしていた多以良さんを落車事故が襲ったのは05年8月のレース中。生死の境から意識を取り戻したが、全身麻痺で言葉も話せなくなっていた。退院できたのはその年の暮れ。3月に結婚したばかりの妻・総子さんと力を合わせての懸命のリハビリで、歩行器を頼って歩けるまで奇跡的な回復を遂げた。

そんな折、指先と脳のリハビリに効果があるという医者の勧めもあって始めたのがパン作り。評判店のパンを食べ比べたり、いろいろな種類のパンを作るなど熱中する。総子さん向けだった多以良さんのパンが口コミで評判になり、ホームページで注文を受けるようになったのは08年の夏。誰言うとなく「天使のパン」と呼ばれるようになっていた。自然素材にこだわり、心を込めて作るパンは、一個一個が注文に沿ってのオーダーメイドで、朝4時に起きても1日に作れるのは3~5個。注文メールには病気のことや家族への思いを書き込んでくる人も多く、「癒されました」「生きる勇気が湧いてきました」といった礼状も沢山寄せられている。現在約4,000人が順番待ち(2~3年待ち)という。

本書はそんな多以良さんの奮闘ぶりを妻であり、カウンセリングや司会業などでも幅広い活躍をする、宇佐美総子さんの筆でまとめたもの。
今も重い後遺症に悩まされている多以良さんですがふたりだからこそ乗り切れた部分もかなり、あったのではないかと本書を読んで思いました。
涙なくしては読めない、という本ではありませんが、人間、なんとかならないことはないぞ、という勇気をもらえる気がするはずです。

http://www.citizen.co.jp/coy/archive/2009_02.html

Chinese (Traditional)

一個折翼天使超越每分每秒痛苦而揉烤出來的麵包,
那股幸福的暖意,融化了人心之間高築的圍牆,在黑暗的絕境中點燃一盞希望……

他將幸福感揉入麵包裡,轉送給遠方的客人……
這種幸福,比任何輕易得來的快樂更加深刻,給予人們療癒身心的力量。
收到天使麵包的瞬間,你也將化身為人間的天使,擁有祝福自己與別人的能力。

本書故事經日本富士電視台、《讀賣新聞》、《每日新聞》……熱切報導,天使麵包的療癒力量正風行中!

在古都鎌倉山上。
靜謐的住宅區,街上有一家小小的麵包店。
這家由夫妻經營的麵包店,既沒有招牌也沒有看板。
有的只是一個小小的家用烤箱,烤出外型非常簡單的麵包。
然而,來自各地的訂單卻源源不絕,現在訂購,要等五年才吃得到。
有人為了親愛的家人訂購,有人則一邊和疾病奮鬥,一邊耐心等待吃到麵包的那一天。

這個可以帶給人幸福與勇氣的麵包,就叫「天使的麵包」。
做出天使麵包的人,原本是自行車賽車手,卻在顛峰時期發生意外,甚至被醫生判定從此將半身不遂,
夢想破碎之後,他開始想:「我有什麼用?」「我活著的意義是什麼?」

即使一無所有,他依然想要為別人付出些什麼。
這時,唯一能讓他再度發光、打入他內心深處的只有麵包。
從此,他每天想著客人的模樣,把自己的祝福揉入麵包裡……
他的祝福,激勵了人們好好活下去的勇氣,也因此收回了更多祝福。
在這本書裡,幸福就像迴力圈一樣──
你將祝福投出去,別人就會投回給你更多祝福。

English

宇佐美総子[ウサミフサコ]
2005年3月に競輪選手だった多以良泉己さんと結婚。事故後、懸命に夫を看病し、全身麻痺状態から杖を使って歩けるまで支え続けた。現在、自宅でパンの注文受付、客とのやりとり、発送など夫のサポート業務をする傍ら、カウンセリング活動、環境や平和イベントなどで司会業をこなす。モデル、女優、舞踏家としても幅広く活動

Chinese (Traditional)

多以良 泉己
1975年3月16日出生。前自行車賽車手(84期,平塚隊)。2005年3月跟總子小姐結婚,5個月後在一次比賽中發生車禍,使得腦部、頸椎都受到損傷,自頭部以下麻痺,被醫生宣判「終生臥床」。但是他拚命的做復健,竟然奇蹟式的可以走路了。其中一個復健是做麵包。這個麵包被媒體和網路稱為「天使麵包」。泉己至今仍一邊忍受「大腦皮質功能障礙」與左腳麻痹的後遺症,一邊堅持做麵包。因「帶給大眾市民感動」,2009年獲頒「優良市民獎」。

宇佐美 總子
2005年3月與前自行車手多以良泉己結婚。意外發生後,在她的悉心照顧下,泉己終於從全身麻痺到可以靠拐杖行走。現在總子除了在家負責接受麵包訂單,和客戶溝通、配送等支持丈夫的業務工作;她也從事公益活動,擔任環保、和平等相關議題的主持人;甚至朝模特兒、演員、舞蹈家等多面向發展。

English

序章 天使のパン
第1章 自転車と泉己くんと、私
第2章 そして、あの日
第3章 そうだ!パン屋になろう
第4章 “幸せ”が届きました
終章 私たちのこれから
光は必ず射してくる―あとがきにかえて

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