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「生命」を「エネルギーを持てる者」という見方で捉えたとき、“不老長寿”はどう解けるか？新しい視点からの“不老長寿論”を提唱する。

大切なことは、生き抜くことです。
縁あって　この世に生まれたからにはなによりも先ず 「 生きること 」 を優先するべきであって他の全ては、それが前提の上での 課題に過ぎません。

生き抜くため、手に入れたいのは やはり健康です。

「 健康 」とは、体の全システムに秩序が保たれた状態。
どこかに異常が発生していれば、生き抜く力も弱められるはず。

しかしながら 「 生きる 」 という行為自体は、むしろ体への異常の発生を 必然的に促すことになるでしょう。

そんなとき、秘かに八面六臂の活躍をしてくれるのが 「 自然治癒力 」。異常を正常に戻す力。 健康の要です。

ふだん意識したり、感謝することもない自然治癒力。
しかし 「 治癒力 」 と簡単に言うものの、
「 傷口が自然にふさがる 」 などという単純な現象さえ、物や機械では決してまねのできない芸当です。

そこでは、乱れた秩序を元に戻すため、進化で勝ち得た複雑なメカニズムとともに、膨大な 「 エネルギー 」 が消費されている。

しかし、年齢とともに衰えざるをえない エネルギー生産能力( = 生命力 )。それを、いかに克服するか。

要するに、どうすれば生命力を高められるのか.....。
昨日より今日、今日より明日 健康をよりいっそう実感できるようになる手立てとは?

本書の目的はそこにあります。