働くことがイヤな人のための本

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English

そもそも「仕事」って何なんだろう?
本書は、仕事を見つけるための本ではない。ただ、仕事をするということが生きている上でどのような役割を果たしているのか。仕事に何を見いだしたらいいのか。それをこんこんと説いているのだ。仕事に生きがいを見いだせない20代から40代の4人と著者との架空の対談という形式を取って、それぞれの悩みや迷い、そして著者の言いたいことが7章立てでつづられている。
「戦う哲学者」として、何事にもずばずば切り込んでいく論調で知られる著者だが、本書の語り口はなだらか。「働きたくない」と37歳まで定職についていなかった自身の体験も踏まえ、それぞれの人物の「何をしたいかわからない」から「才能に自信がない」、「仕事におもしろみがない」といった問いかけのひとつひとつに丁寧にわかりやすく回答している。哲学者ならではの思想や思考の展開が、染みるように伝わってくる。

難を言うなら、著者自身の話も多く含まれるため、過去の著作や著者が開講している哲学の道場「無用塾」などの話も大きめに取り扱われており、鼻につく感がないでもない。だが、「はじめに」で著者も述べている。
「彼らとの談話は一種のモノローグのようなものであり、こうしたモノローグを通じて、私は私の分身にきわめて近い人々にメッセージを送りたいだけである」

著者自身が「仕事とはなんぞや」とぐるぐるした記録をすっきりまとめたもの。そう考えれば、共感できる部分もあるだろうし、読むだけで悩みも軽くなるかもしれない。(佐々木 陸)

働くことがイヤな人のための本 仕事とは何だろうか
 大学教授で、哲学を学ぶ私塾「無用塾」を主宰する著者が「人はなぜ働かなくてはならないのか」というテーマについて書き下ろした。「引きこもり」をしている20~50代の架空の教え子に語りかける手法で、働くことの意味を説く。
 人生においては、いくら努力しても他人の評価を得られるとは限らない。運や才能にはやはり個人差がある。その理不尽さに多くの人は悩む。しかし、著者は、一人閉じこもってしまうのではなく、実際に仕事をし、体ごと動かすことこそが自分の存在の意味を知る方法だと主張する。

Chinese (Traditional)

哲學人生論的暢銷作!人生不想毫無意義地結束、想要從事自己真正想做的工作‧‧‧雖然這麼說,世間本來就沒有有趣的工作,所謂的人生也是毫無道理可循。但是,要怎麼樣才能保有意志?本書透過4位無法在工作上找到生存意義的人的會話,找出生活的價值。
人,闡述「不可以抹殺這些人的聲音」、「世間的評價非常的不合理」、「應該要擁有各種不同角度的眼光,並且在不合理的世界努力工作。如此一來,可以鍛鍊自我(雖然這條路並不平坦)」的道理。作者或本書雖然有點極端,但是能引起讀者的共鳴,而且這是有實際自閉經驗的作者才能傳達的訊息,是非常珍貴的經驗分享。

English

中島義道(ナカジマ・ヨシミチ)
1946(昭和21)年福岡県生れ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。哲学博士(ウィーン大学)。2009(平成21)年、電気通信大学教授を退官。著書に『ウィーン愛憎』『哲学の教科書』『〈対話〉のない社会』『孤独について』『人生を〈半分〉降りる』『私の嫌いな10の言葉』『働くことがイヤな人のための本』『続・ウィーン愛憎』『悪について』『狂人三歩手前』『人生に生きる価値はない』『人生、しょせん気晴らし』『差別感情の哲学』『ウィーン家族』などがある。

中島義道
1946年出生於日本福岡縣,1977年東京大學人文科學研究所碩士課程畢業,1983年維也納大學基礎綜合學系畢業,哲學博士。現任電器通信大學教授。大學時期開始鑽研哲學。在紛擾的現代社會提出許多異議,被認為是「戰鬥的哲學家」,並著有《關於孤獨》、《不幸論》、《康德的自我論》等多本暢銷著作。

English

1 一生寝ているわけにはいかない
2 「命を懸ける仕事」はめったに与えられない
3 仕事と能力
4 仕事と人間関係
5 仕事と金
6 金になる仕事から金にならない仕事へ
7 死ぬ前の仕事

第1章 人的一生無法一直睡下去
第2章 拼了老命做的工作不常有
第3章 工作與能力
第4章 工作與人際關係
第5章 工作與金錢
第6章 可以賺錢的工作到不能賺錢的工作
第7章 往生前的工作

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